現在、24週 690gで生まれた息子の育児をしています。
息子は生まれてからNICUで114日間、GCUで81日間、合計195日間入院していました。
今回はGCUでの入院体験記をご紹介します。
NICUの様子をまとめた記事はコチラです。
結果だけ知りたい方は、最後のまとめをどうぞ!
NICU・GCUとは
全国のNICU施設数は188、病床数は1877です。
全国のGCU施設数は175、病床数は2532です。
(医療施設調査 令和2年医療施設(静態・動態)調査 確定数 都道府県編 )
退院までの経過
生後114日 NICU卒業、GCUへ 2305g
体重2305g、胃管を入れた状態、呼吸をアシストする鼻マスクを装着、という状態でNICUを卒業しました。
生後124日 お昼は哺乳以外はマスクを外す 2505g
呼吸をアシストするために常時つけていた鼻のマスクを、お昼の間は外せるようになりました。
ミルクを飲むときは気道が狭くなりがちなので、鼻のマスクをつけます。
ミルクを吐きやすい赤ちゃんのため、その予防措置も兼ねています。
顔をちゃんと見られるようになって嬉しい
生後146日 胃管が外れる 3015g
哺乳瓶からでも十分にミルクを飲めるようになったため、胃管が外れました。
これで体に入れていた管は全て抜けました。
胃管が外れないように顔に着けていたテープも外れ、すっきりした顔を見ることができて、とてもうれしかった!
生後166日 哺乳時以外はマスクが外れる 3455g
夜も含めて、哺乳時以外は呼吸用アシストのマスクが外れました。
生後172日 マスクが外れる 3620g
ついに哺乳時もマスクが外れました。
これで管やマスクがすべて外れた状態になりました。
段々と退院を意識できるようになりました。
生後183日 半日保育 3970g
退院の日程が決まったため、家に帰った後の予行演習をしました。
病院内の一室を借りて半日間、妻と私の2人だけで赤ちゃんのお世話をします。
薬の飲ませ方や、浣腸、肛門刺激などのやり方をおさらいしました。
また沐浴も出来ました。
すでに生後6か月を過ぎていたので、家に帰ったら沐浴は不要。(一緒に湯船に入る)
最初で最後の沐浴をしました。
生後195日 退院 4450g
半年以上の入院生活が終わり、家に帰ることが出来ました。
退院直前のMRI検査では、脳の一部に出血のあとが見つかり、そこだけが少し気がかりです。
お医者さんからは発達に影響はないと思うが、経過観察が必要だと言われています。
ただ、大きな手術をすることなく、ここまで大きくなれたのは幸運だったと思います。
家で必要なケアは以下です。
・吐きやすいのでミルクを飲ませた後の注視
・臍ヘルニアなので綿球を使用しての圧迫療法
・1日3回の服薬
・便がでずらいので2日に1回の浣腸
面会の方法
コロナウィルスの影響で、制限がありました。
前日に面会時間を伝えて予約します。
面会できるのは父母のみで、どちらか1人のみ。
面会できるのは4時間まででした。
途中で緩和され、父母同時に面会できるようになりました。
また、夜間も面会できるようになりました。
すでに育休に入っていたので基本的には昼に面会に行きましたが、育休前であればとてもありがたかったと思います。
面会時はNICUにいたときと同様に、哺乳瓶での授乳やおむつ替えをしていました。
タイミングが合えば浣腸やくすりをあげたりなどもやらせてもらえました。
哺乳瓶での授乳とあわせて、妻は直接授乳もしていました。
鼻のマスクをしている間はカーテンで区切った空間で直接授乳をし、鼻のマスクが取れた後は授乳室で直接授乳をしました。
鼻のマスクがある時は、マスクが邪魔でなかなかうまくいきませんでした。
また、鼻のマスクが外れてからも、哺乳瓶から飲むことに慣れてしまって、おっぱいからなかなか飲んでくれませんでした。
おっぱいから飲んでくれないことは退院後も続きました…
おむつ
NICU退院時は3000g用のおむつでした。
途中で一般的な新生児用にサイズアップし、退院直前にSサイズになりました。
養育医療給付により、医療費はかかりませんが、おむつやおしりふきの費用は自己負担になります。
3000g用はネットで買っても病院で買っても値段が変わらなかったので、売店で買っていました。
新生児用、Sサイズは会社の福利厚生で安く買えたので、家から持って行きました。
GCUの様子
常時20人くらいの赤ちゃんがいました。
多いと40人くらいになります。
NICUのときよりも赤ちゃんの数が多く、スペースもギュウギュウでした。
NICUのときは身体が小さい赤ちゃんがほとんどで、泣き声もほとんど聞こえませんでしたが、GCUはほとんどの赤ちゃんが泣いているので、めちゃくちゃうるさかったです笑
1人の看護師さんが多くても6人の赤ちゃんを見る体制になっていて、24時間面倒を見てくれました。
NICU同様に、どの看護師さんも優しくて本当に励まされました。
息子はGCUの中でも長くいる方でしたが、体重が6kgくらいはありそうなムチムチの子など、もっと長くいる赤ちゃんもいるようでした。
まとめ
今回はGCUに息子が入院した際の様子についてご紹介しました。
どの看護師さんも優しく、本当に元気をもらえました。
病院の皆さんの献身的なサポートによって、息子は退院することが出来ました。
感謝してもしきれません。
最後まで読んでいただきありがとうございました!